菩薩行は不言実行

 皆様の周りには口では良い事いうけど、実際には何もしなかったり違う行動を取っている方はいませんか?

 その様な人は周りからの信頼を無くし約束を守れない人と思われてしまいます。仏教の十善戒の不妄語(噓をつかない)を破っていることになる訳です。お大師様は(言って行ぜざれば、信修とするに足らず)とお話をされています。自分で口にした事は行動に移す事が出来ないと本当の修行ではないということです。このことは常に心掛けていかなければなりません。言い換えれば出来ない事は口にしない、約束しない事が大切なのです。

 人は見栄を張ってついかっこいい事を後先考えずに言ってしまいがちです。勿論出来ればいいですがそうでないときの事を考えなければいけませんね。ここで大切なのは人が喜ぶことを自然に出来る様になることです。人に自分の事を良く見せたい人は人が喜ぶ事を言って自分自身の評価を上げようとします。しかし自分で良いことしてますよという事を言っていれば有難みがございません。私達は修行中の菩薩という立場です。利他行は率先して行うことが大切ですが、一切の見返りを求めずに人の為にする事が大切です。

真言宗では身と口と心の行ないを大切にしております。自分で口にした事は必ず行動に移すという意識を持って頂くのはもちろんのこと利他行が当たり前に出来、見返り等求めず人が喜ぶ菩薩行を心掛けて日々お過ごしください。